浜口です。まずは今回も定点観測を。前回の当ブログのアップ日(2023年7月10日)以降の「浜口流コア・サテライト戦略」銘柄について、左は株価が7月21日時点、下はその2週間後、株価が8月4日時点のデータです。
この二週間の断面で見れば、銀行株・商社株・日本製鉄とも上昇していることがわかります。アメリカでは格付け会社 Fitch 社が米国国債を格下げしたことに伴い日経平均が下落する中、これら銘柄の堅調さが目につきます。先週言及した MS&AD については、今後のニュースフローを待ちたいところですが、現状、本件の影響は極めて限定的との考えに変化はありません。
ここ2週間で私が行った売買ですが、日々、三菱商事・銀行株などでデイトレを行い、今年に入り負けなしです。特にここにきて、三菱商事・みずほFGがいい感じです。以下に、先週末の8月4日の事例を掲げます。
日本郵船については、説明が必要です。8月4日の12時に第一Qの決算発表があったのですが、私はこの時、いわゆる「決算プレイ」を行いました。前引け成り行きで、2000株両建てしたのです。同銘柄は後場急騰し、まずは売り玉を損切し、ワンテンポ遅れて買い玉を利確しました。かなり人気化している様子なので、1000株は週をまたいだ月曜日に売却しようと思っています。
日本株の相場観については、今回も基本、変化なしです。日本は、景気後退になる可能性は低く、米国のインフレ懸念は日本に脱デフレをもたらし、加えて海外観光客の増加等、経済再活動につながり、今年年前半にかけ、日本株はここで紹介している高配当バリュー株を中心とした、堅調な相場展開を予測しています。
さて、以下は8316三井住友FGの過去6か月の推移、株価は8月4日時点の日足です。同銘柄に関し、「株価は趨勢的に上昇トレンドが続く」というシナリオに変化なしです。株価については、「シリコンバレー銀行ショック」前の高値を更新して来た状況であり、期間は不確かながらも趨勢的に上昇を続け、3月に付けた高値、いわゆる10,000円を超えていくことをイメージしています。三井住友FGは、上半期決算発表段階で自社株買いを検討すると公表しており、三菱商事のような株価上昇の楽しみは、秋にかけてやってくると現状、期待しています。
三井住友フィナンシャルグループ
さや取りについては、今回は特筆すべきものはないので、割愛させていただきます。というより、デイトレがあまりにも儲かるので、さや取り用の信用枠まで使っているというのが実際のところです。
さて、ここからは今回のテーマである、みずほFG・三井物産・三菱商事と、好決算が相次ぐについて。
みずほFG・三井物産・三菱商事と、好決算が相次ぐ
以下、私の個人ブログ「浜口準之助のテツ・ホテル・グルメ・株式運用」からの紹介です。
日本製鉄は、トヨタとの関係が深い。これまで半導体不足ゆえ、自動車生産の制限を余儀なくされていたトヨタが、ここにきてようやっと生産台数が回復させてきている。これに伴い日本製鉄の出荷量も増えていると思う。トヨタを買うよりは日本製鉄を買ったほうがいいと個人的には思いますけどね。
【好印象】5401日本製鉄、増配見通し!
昨日、三菱商事の2023年第一四半期決算発表がありましたね。
1Qの進捗率はコンセンサスを上回る34.5%と。まずは順調なスタートと受け止めてよさそうですね。
三菱商事の2023年第一四半期決算は、1Qの進捗率はコンセンサスを上回る34.5%!
昨日、三井物産の2023年第一四半期決算発表がありましたね。
進捗率は29%。まずは好調なスタートということですね。
三井物産の2023年第一四半期決算は、計画を上回って推移と
三井住友FGは微減益、みずほFGは経常利益ベースで44%増益。前引け段階で、この違いがそのまま株価に反映されていますね。両銘柄とも、金利上昇に加え、9月中間決算にかけ自社株買いをアナウンスするはず。この好材料2点により、趨勢的な株価上昇を見込みます。
三井住友FG・みずほFG・・・自社株買い、はよ!
以上です。なお皆さんの株式運用は、くれぐれも自己責任でお願いします。ここは再強調させていただきます。今回はこの辺で。みなさんの株式運用の参考になれば幸いです。