羽根英樹
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1993年からサヤ取りを始める。現在でもサヤ取りを主力にトレードする個人トレーダー。
サヤ取りの秘密を暴露しすぎと一部の投資家から怒られた話題の本『サヤ取り入門』のリニューアル版『
サヤ取り入門 [増補版] 』は、発売以来ベストヒットを続けている。そのほか、著書に『
マンガ サヤ取り入門の入門』、『
マンガ 商品先物取引入門の入門』(全てパンローリング)などがある。
着実に利益を積み重ねるそのトレード手法の解説を、パンレポート「サヤ取りの実践」に連載している。
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『羽根英樹のイベントドリブントレードブログ』
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金融危機と円高 10月26日
この金融危機の中で、円が独歩高になっている。製造業を中心に貿易に依存している日本企業にとっては大打撃で、金曜日、日本の株式市場の暴落もそれを危惧してのものだろう。
しかし混乱の中、円だけが買われるということは、世界の通貨の中で(あくまで相対的にだが)日本円に対する信頼が高いことを意味する。
世界的な金融危機の中で、自国の貨幣価値が下がるどころか上がっていくのを目の当たりにして、自分が日本という国の国民で本当に良かったと思う。
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大豆の倍率変更 10月13日
東京穀物商品取引所は、一般大豆の倍率を1/5にする事に決定した。ここのところ、上場商品の倍率は小さくなる一方だ。大義名分としては、初心者でも安心して取引できる云々ということだろうが、ほとんどの人はそんな捉え方はしない。取引枚数を膨らませる為の変更だと思うだろう。取引所は枚数が増えて良いかもしれないが、売買する側からみると、同じ量の取引をする為に今までの5倍の手数料を払うことになる。いくらなんでもこれは非道い。売買参加者(投機家)あっての取引所ではないのか?
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投機と切手収集 10月06日
私が「投機」という言葉を初めて知ったのは小学生の頃に遡る。当時、切手収集がブームで友人達と競うように切手を集めていた。記念切手発売日には、郵便局に行列ができたのもこの頃だった。そのときに購読していた切手コレクター向きの月刊誌に、切手投機反対という文字が毎号載っていたのだ。この頃、沖縄切手を中心に切手の市場価格が高騰しており、コレクターの妨げになっていた事から、このような文言が雑誌に載っていたのだろう。この雑誌は切手の市場価格を吊り上げる行為(恐らく、買い占め)を投機と呼んでいたのだ。純真な小学生の私は、こう思ったものだ。「投機という悪い事をする人が、僕たち小学生の切手収集を邪魔しているんだ」もちろん、「でも僕が持っている切手が値上がりするのならいいや」と思ったのはいうまでもない。余談だが、その後切手ブームは去り、現在ほとんどの記念切手は額面以下で売買されている。
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