塩坂洋一
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ロビンスカップの日本版オンライン商品先物競技会にMystery Tigerのハンドルネームにて、第1回大会では297%の運用成績で4位、第2回大会では30%で8位、第3回大会では499,84%(半年で元本は六倍、同期間の日経平均はマイナス19.3%)の収益率で優勝するなど、素晴らしい運用成績を収めた真の実力者。株式先物・商品先物トレードの傍ら、業界紙への寄稿やラジオでもマーケットコメンテーターとして活躍。豊富な実践ノウハウを有しており、現在ではポピュラーとなったシーズナル分析、限月別アノマリー分析の先駆者として有名。日本テクニカルアナリスト協会検定会員。
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『投機術・覚書』
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「コモフェス2011 in 東京」その2 09月28日
前回、GOLDトークのポイントは気が向いたら一両日中にUPすると書いたが、
↓
▼「コモフェス2011 in 東京」開催レポート
http://www.cfes.jp/report.htm
コモフェス事務局からの公式レポートがWEBサイトで一般公開され、
その中に紹介されている関連記事に、当日のパネラーのレポートや
ブログが紹介されているので、それを読んでみる方が早いだろう。
亀井幸一郎氏ブログ 売り崩される形で1700割れ(2011/9/23付記事)
池水雄一氏レポート Gold & Silver Weekly Report [今週の一言](2011/9/26付レポート)
23日時点では急落後、アジア市場で若干の戻し場面であったこと、
大勢観として各氏ともガンガンの強気であったが、勿論、この中にも
あるように、NY投機筋の売り崩し、ファンドのポジションの言及も
されていた。それにしても彼らにとっても、いきなり再度の翌日に至る
暴落は予想外であったようで、驚きの所感が述べられている。
しかし、まあ、これにより、彼等の言っていたアジアを中心とする
旺盛な現物需要が冷え込むことはないのであって、大勢観については
変わらないということだ。
当日のトークセッションを受けてTOCOMの締め挨拶でも、来週(今週)
からの盛り上がり期待を述べておられたが、明るく強気という思惑とは
別の意味の盛り上がり(出来高膨らんだ)となったが、将来的にはその
思惑通りに盛り上がっていくことであろう。
コモフェス当日とは若干状況が変化したので、レポート・ブログの中で
必ずしも当日のトークポイントが強調されなかったり、掲載されていない
部分もあるが、ここでは補足として一つだけあげておこう。
パネラーの一人、豊島氏の話でギリシャ問題(実はギリシャは破産したがって
いる・・・この辺の話も面白いが省略)で、破綻した際にGOLDが大きく
売られるというシナリオがある一方、リーマンショックの時などの学習効果、
また、所謂、相場の先取り現象で、いま先に売られており、実際にそれが
起こった時には逆に買われるかも知れないという見方をされていた。
そう、なんでも起こるのが相場なのだ。(笑)
大勢観、強気の者のすることはどのレベル、いつから買うか?という
ことだけ研究しておればよい。
罫線宗信仰者としては「いい形」を作ってくれるのが1番いいのだがね。(笑)
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「コモフェス2011 in 東京」 & GOLD相場 09月25日
「コモフェス2011 in 東京」
一昨日(9/23)は7月29日の当欄で紹介した東工取、東穀取、ラジオNIKKEI共催による
コモディティ大交流会「コモフェス2011.in 東京」に参加ゲストの一員として出席。
会場となった八重洲富士屋ホテル2F「櫻の間」にトレーダー、アナリスト、業界
関係者、投資家など約170名が集まる盛況な会となった。
旧知の人々、また、一般参加の投資家の人達と楽しく歓談させて頂いた。
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17:40- 開場・受付開始
18:00- 「コメ先物トークセッション(仮)」
茅野信行氏×柴田明夫氏×林康史氏
18:25- 「主催者からのお知らせ・発表」
18:35- 「ゴールドスペシャルトークセッション」
豊島逸夫氏×亀井幸一郎氏×池水雄一 氏
19:00- 休憩、交流会への準備・セッティング
19:10- ゲストのご紹介・主催者からのご挨拶
19:30- 「大交流会・フリータイム(ビュッフェ、フリードリンク)」
20:45- プレゼントタイム・クロージング
21:00- 終了
*************************************
GOLDのトークセッションが面白かった。
普段は専門家といえど、他のトレーダーやアナリスト、評論家の意見は
余り参考にしないし、自分が相場を張る上ではあてにもならないので、
ろくに聞きもしないし、たいがい逆行して建玉戦略を行なった方が良い
結果になるので、レポート等読みもしないのだが、今回のパネラーの
皆さんの話が白熱して予定時間をだいぶオーバーしたのだが、最後まで
聞いていて面白かった。今回については、パネラーの皆さんと相場の
大勢観について全く同じ意見である。(という時は危ないかも知れぬが・(笑)
実際問題、NY市場では暴落しているしね。)
トークのポイントは気が向いたら一両日中にUPするが、あるパネラーは
東京市場休日の23日、NYで1720ドルくらいまで下がって、今少し前に
チェックしたら1738トドル迄戻っている、1700ドルは支持されるのでは
ないか、という話をしていた。
ところが、一夜明けた東京24日朝の入電では安値1631.7ドル、中心
限月の12月限クローズで1639.8ドルと大幅続落というより暴落、
あっさり1700ドルを割っている。
しかし、相場であるからこういうことは起こるのであって、ただ、それだけの
こととして捉えればよいのである。
それによって、パネラー各氏の大勢観が変わることもないのだ。
***
たまたま、投資家交流会に移ったところで、何人かの投資家の方々と話した際、
やはり、GOLD相場の展望を聞かれたが、上述したようなことを話した。
即ち、普段なら私は金の専門家の話など余り聞かないけど、今日の話はほとんど
その通りと断言していいと。投資家さんに話したことを簡単に纏めると・・・
直近の当欄でも書いてきたように・・・『
>さて、NY金は8/23及び9/6の高値でWトップを形成し、下落に
>転じるのであろうか?
>結論は下落に転じるか否かに関わらず、再び新値更新し、
>2,000ドルを突破する相場となるというシナリオである。
>大勢観は変わらない。
>というより、2,000ドルも通過点となっていくだろう。
ということ。 但し・・・
専門ディーラーから1700ドル支持の話が出ていたが、目先のテクニカルでは
Wトップの形から売り叩かれて、あるいは1600ドル、1500ドル迄の下落
だってあるかも知れませんよ。
しかし、それはそこでGOLDの大勢上昇が終わったことを意味しない。
その根拠は今日、パネラーの彼らが話していたことが事実です。
値や支持線とかの予想は外れるかも知れませんから、まあ、そういう相場観
なのだなくらいに聞いておくことです。』
結果、前段で述べたように私も含めて、パネラーさんの意見と一致した時が
危ないかも・・・という法則が優って、翌日の続落を見て、あはは、なるほどな・・・と
自分自身も妙に納得しているところである。(笑)
しかし・・・
とにかく、このブログが始まってからも、その以前に商品取引員で行った
招待セミナーの席でもGOLDについては一貫して強気姿勢を貫いてきたが
今後も同じということ。大勢観は変わらない。
『パネラーから中国での驚異的な純金積み立て口座数の話もありましたが、中国と謂えば、
司会からニュースの話が出ていたが、日本は箪笥の中の金装飾品を換金売りする
映像だったが、中国では富裕層が延べ棒を纏めて買う映像で、全く正反対でしょう。
NYの投機と中国の現物買いの話、米中GOLDウォーズでも中国の勝ちであり、
国家と民間が双方とも買っているこの購買力があとあとものをいってくるのですよ。』
奇しくも、最後に目標予想を聞かれたパネラーが当面2200〜2300ドル、
そこを突破すれば3000ドルも、ということを述べられていたが、先日、
当欄で私が述べた・・・
>大勢観は変わらない。
>というより、2,000ドルも通過点となっていくだろう。
と書いたのも同じこと。
現実主義者としてはついた値段が相場だから、目標値というようなことは余り
謂うことはないが、これを書いたときの自分の中の絵では当面2200〜2300ドル、
そこを突破すれば2500ドル、3000ドル目標が見えるから「通過点」と書いた
のである。やがて高くなると考えるから安く買うのに、むしろ、現在は下げ賛成である。(笑)
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まだまだ続く・・・ 09月14日
日記の更新もすっかりご無沙汰である。
ちょっと、主役のGOLDについてコメントを。
8月20日の日記では・・・
>相場の方は相変わらずGOLD、涼を呼ぶ大雨もなく
>金相場が一貫してHOTな上昇を継続している。
>NHKはじめ、各ニュースなどでも取り上げられて
>一般の行動では日本では金装飾品の換金映像、逆に
>中国などでは富裕層の金延べ棒の纏め買い映像が
>出ている。
>一方、ドル円は76円台でドル安・円の高止まりが
>続いているが、今後、海外金が冷やされる局面では
>逆相関でドル高になるときと思われるので、円建金
>は海外ドル建金の下落率ほど下がらない展開になる
>のではないか。
そろそろ反落のタイミング近しと見て書いたが、
東京金、4725円→4226円、10.56%下落
NY金、$1917.9→$1705.4、11.07%下落
結局、反落の理由も明解ではなく、下落率はどちらも
然程変わりはなかった。
その前の8月8日の日記では・・・
>商品でいえば、大勢観というものはそんなに崩れていない。
>その代表がGOLD,金である。
>このブログも開設以来、一貫して金は“買い”である。
>特に海外金相場は今後も上下はあっても、2,000ドルに向って
>上昇していく流れに変化はない。
NY金期近相場で8/8が始値1681.7ドル、終値1723.2ドル。
その後、約200ドルの上昇、8/23に高値1917.9ドルをつけて
8/25の安値1705.4ドルへ行って来い約200ドルの急落。
ここをボトムに再反騰し、9/6には高値1923.7ドルで新値更新。
ここから反落して現在、1790〜1880ドルの間で揉み合っている。
さて、NY金は8/23及び9/6の高値でWトップを形成し、下落に
転じるのであろうか?
結論は下落に転じるか否かに関わらず、再び新値更新し、
2,000ドルを突破する相場となるというシナリオである。
大勢観は変わらない。
というより、2,000ドルも通過点となっていくだろう。
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