塩坂洋一
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ロビンスカップの日本版オンライン商品先物競技会にMystery Tigerのハンドルネームにて、第1回大会では297%の運用成績で4位、第2回大会では30%で8位、第3回大会では499,84%(半年で元本は六倍、同期間の日経平均はマイナス19.3%)の収益率で優勝するなど、素晴らしい運用成績を収めた真の実力者。株式先物・商品先物トレードの傍ら、業界紙への寄稿やラジオでもマーケットコメンテーターとして活躍。豊富な実践ノウハウを有しており、現在ではポピュラーとなったシーズナル分析、限月別アノマリー分析の先駆者として有名。日本テクニカルアナリスト協会検定会員。
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『投機術・覚書』
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一般投資家が大事 05月20日
日経新聞商品欄で「正念場に立つ商品取引所」と題し、上中下3日間
コラム掲載していた。前期まで6年連続で売買高が減少している東京
工業品取引所初め、国内商品取引所の低迷とは対照的に、海外商品先物
市場は拡大、2009年売買高は前年比27%の伸びとなり、6年前に
比べて3.8倍にもなっているという。
低迷の原因として・海外投資マネーの呼び込みが十分でないこと及び
・実需家の取り込みが後手になったことを2つの大きな要因として
あげているが、それよりも大きい国内商品先物市場の低迷原因から
目を逸らしている限り、この状況は続くに決まっている。
確かに護送船団方式に守られてきた業界ではあるが、そもそも「国が
個人投資家に依存した市場構造からの転換を示した」からといって、
その方向にいきなり舵をきれば、一艘ごとには決して強くない船の
バランスが崩れて転覆倒産、延いては船団全体がおかしくなるのは
自明の理。海外投資マネーと実需家を両輪としているが、本当は
第三極として個人投資家・一般投資家を加えた三輪でバランスする
という考え方が必要なのだ。ここに気付かないのか、国から言われて
目を逸らせているのかは知らないが、一般投資家が不利になる市場
ルールの変更(例えば、世界で一番透明な市場での証明あった内部要因の
非開示や公開範囲の限定など)を推し進めてきた施策の誤りを正すこと
から、市場の再生を図るべきである。多くの一般投資家の参入なくして
市場は当業者のヘッジ、クッションの役割もままならない。
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ロビンスカップ表彰式 05月19日
先週、5月15日(土)午前11:30〜午後13:30、六本木の「ワールドインベスターズ
トラベルカフェ」にて、『2010 World Cup Championship of Futures Trading日本予選』の
表彰式イベントがあった。久しぶりの業界関係の場への出席だったが、大会に参加された一般
投資家の方々の他、MKニュース社の益永社長や日経ラジオ等でマーケットアナウンサーで
活躍の大橋ひろこさん、パンローリングから「賢者の商品先物トレード」やDVDでお世話に
なっている長沢さん、また、1000%の男・フェアリーさんなど、かつて一緒に仕事した旧知の
人達が参加されていたので、とても和やかで楽しい時間を過ごさせてもらった。
優勝パネルを戴いたが、ロビンス社特製のブルベアトロフィーは注文制作中だそうで、郵送で
後日、届けられるとのことだ。以前、Mistery・TigerのHNでタイコム主宰のロビンスカップ
優勝のときもそうだったが、営業で「そんなにいいものなら自分でやればいいじゃないか」と
いうお客さんに対し、「そうです、自分でやって儲かるから人にも薦めているのです」・・・
と言えるように、業界出身者の私が商品先物が資産運用の有効手段であることを、今度は天眼虎
のHNで再証明した訳であるから、主査者のドットコモデティーさんにも、なんらかの商品先物
の啓蒙に役立ててもらえばよいと想う。
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さて・・・ 05月13日
前回、11日の夕に(つまり、夜間相場でチャートでは12日始値〜)UPした日記(PM17:22)、
山頂から15本目でそろそろ・・・とした18時台に先限255円80銭の安値を
つけて270円台まで回復したところだ。
さて、すぐに買いなのかどうかの判断の前に、シナリオと考え方を整理しておくとよい。
5月6日の本欄で「週足の節目は277円20銭にある」と記した。
大きな値幅調整は予測通りだったが、この節目は破られている。
節目を下に切ったということは、これを以って直ちに上昇トレンド転換とは
ならずとも、変化の確率も以前より高くなったことを念頭に入れなくてはならぬ。
ではどう対応していくのか、その為に相場シナリオを建てるのである。
それは3月・277円20銭以前の節目を見る。
2月の265円60銭がすぐに見つかるはずである。
5月11日夜間(チャート上の5月12日安値)255円80銭はその節目をも
切っての戻りである。本当に強い上昇相場のトレンドならば、前述した5月6日の本欄
「週足の節目は277円20銭にある」を下回らない。
にもかかわらず、現時点では戻りを見せているとはいえ、その節目ともう一つ前の節目を
切ったのだから、相場の張り方に工夫が必要となるのだ。
さて、そのシナリオだが、細かい理由は省くとして、それでも大局、ここでゴムの上昇相場は
まだ終わっていないという「仮説」をとったとする。
そうすると、この相場がどうなるか、、、
その場合は、265円60銭〜277円20銭のBOX内を上下してから、しかるべき
条件を満たした後、上の節目277円20銭を抜けて、抜けたらそれを下回らずに再上昇という
パターンと見ておけばよいのである。
で、そのパターンから外れた場合、特に265円60銭を下回るようなことがある場合は
買いはパスすると決めておけば、大きな怪我をすることはない。
付随シナリオパターンが幾つかあるが、基本は上昇トレンド再開のときに買っていけばよい。
安いものは安い、高いものは高い、高くなるものは高くなっていくところを確認してから買う。
単純だ。
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単純 05月11日
シンプル・イズ・ベスト。
あれこれ複雑に考えて迷うくらいなら、単純な方が功を奏す。
さて、ゴムだが、このところ山谷の平均日柄は15日〜17日で谷、、、
山頂から15日(本)め、そろそろ・・・だな。
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情報の伝播 05月06日
情報の伝播による現象、反応にはタイムラグが生じる。
見通しも同じだ。
先般の取りで年初来の強気が活かされたのもそうだったように、必ず、
相場様は落とし穴をつくってくる。
ゴム相場、4月19日「チャンス到来」で『ここは一気に値幅調整をして
くれるとありがたい。週足の節目は277円20銭にあるが、買いそびれて
これまで高値で手が出なかった向きには待望の押目形成となろう。
時間(日柄)で調整するか、値幅で調整するか、それは相場様の問題であるが、
ここは、取組・出来高・価格をマメにチェックしていくところである。』
1日だけの切返し(騙し)からGW前に節下切、そして反騰。
さて、急落が見込まれるGW開けの東京市場、これをどうみるか・・・
もちろん、チャンス到来である。
予想通りの値幅が来たら、日柄(時間)のカウントをすればよい。
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