『投機術・覚書』
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2限月跨ぎは乗換え 02月24日
前回の続き・・・
ケース<1>15日寄付で全手仕舞(ザラバは9時)終了
1/12→2/15
残玉 なし
Total帳尻損益 +5、400円
ゴムの残玉は6月限であり、2月23日に8月限発会により、2限月
跨ぐと流動性が著しく低下する為、乗り換えを行わなくてはならない。
*******
ケース<2>
15日寄付(ザラバは9時)で銀1枚を手仕舞、大豆を2枚手仕舞。
1/12→2/15
銀帳尻損益(-91,000円)
大豆帳尻損益(+67,600円)
1/12→2/23(乗り換えの為の手仕舞AM9:00)
ゴム6月限(1枚)...293.8円 →296.5円(損益 +13,500円)
ここまでの帳尻損益 -9,900円
残玉23日終値(ザラバは日中クローズ)
ゴム8月限(1枚)...300.0円(2/23)→300.8円(変動損益 +4,000円)
白金12月限(1枚)...4627円 →4,494円(変動損益 -66,500円)
大豆12月限(6枚)...42,440円 →40,110円(変動損益+139,800円)
値洗損益 +77,300円
Total評価損益 +67,400円
*******
ケース<3>
15日寄付(ザラバは9時)で銀1枚手仕舞、白金1枚手仕舞、
大豆を5枚手仕舞。
1/12→2/15
銀帳尻損益(-91,000円)
白金帳尻損益(-129,000円)
大豆帳尻損益(+169,000円)
1/12→2/23(乗り換えの為の手仕舞AM9:00)
ゴム6月限(1枚)...293.8円 →296.5円(損益 +13,500円)
ここまでの帳尻損益 -37,500円
残玉23日終値(ザラバは日中クローズ)
ゴム8月限(1枚)...300.0円(2/23)→300.8円(変動損益 +4,000円)
大豆12月限(3枚)...42440円 →40,110円(変動損益+69,900円)
値洗損益 +73,900円
Total評価損益 +36,400円
*******
<4>全玉維持
1/12→2/23(乗り換えの為の手仕舞AM9:00)
ゴム6月限(1枚)...293.8円 →296.5円(帳尻損益 +13,500円)
帳尻損益 +13,500円
残玉23日終値(ザラバは日中クローズ)
ゴム8月限(1枚)...300.0円(2/23)→300.8円(変動損益 +4,000円)
白金12月限(1枚)...4627円 →4,494円(変動損益 -66,500円)
銀12月限(1枚)...54.9円 →48.5円(変動損益-64,000円)
大豆12月限(8枚)...42,440円 →40,110円(変動損益+186,400円)
値洗損益 +59,900円
Total評価損益 +73,400円
*******
ここまで来れば、それぞれのケースで手仕舞いしても負けない
ところまで来た訳であるが、例えば強気の勝負をするなら、各ケースで
(評価損益+新リスク幅)÷5000をストップ値に設定、ゴム以外の残玉を
手仕舞いするなどのバリエーションがやり易くなっている。
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勝ちかたか、負けかたか。 02月17日
さて、前回の続きを追ってみよう。
*******
ケース<1>15日寄付で全手仕舞(ザラバは9時)
1/12→2/15
ゴム(1枚)...293.8円 →284.8円(損益 -45,000円)
白金(1枚)...4627円 →4,369円(損益 -129,000円)
銀(1枚)...54.9円 →45.8円(損益-91,000円)
大豆(8枚)...42440円 →39,060円(損益+270,400円)
残玉、 なし
Total帳尻損益 +5、400円
*******
ケース<2>
15日寄付(ザラバは9時)で銀1枚を手仕舞、大豆を2枚手仕舞。
1/12→2/15
銀12月限(1枚)...54.9円 →45.8円(損益-91,000円)
大豆12月限(2枚)...42440円 →39,060円(損益+67,600円)
帳尻損益 -23,400円
残玉、16日終値(ザラバは日中クローズ)
1/12→2/16
ゴム(1枚)...293.8円 →285.0円(変動損益 -44,000円)
白金(1枚)...4627円 →4,392円(変動損益 -117,500円)
大豆(6枚)...42440円 →39,220円(損益+193,200円)
値洗損益 +31、700円
Total評価損益 +8,300円
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ケース<3>
15日寄付(ザラバは9時)で銀1枚手仕舞、白金1枚手仕舞、
大豆を5枚手仕舞。
1/12→2/15
銀12月限(1枚)...54.9円 →45.8円(損益-91,000円)
白金12月限(1枚)...4627円 →4,369円(損益 -129,000円)
大豆12月限(5枚)...42440円 →39,060円(損益+169,000円)
帳尻損益 -51,000円
残玉、16日終値(ザラバは日中クローズ)
1/12→2/16
ゴム(1枚)...293.8円 →285.0円(変動損益 -44,000円)
大豆(3枚)...42440円 →39,220円(損益+96,600円)
値洗損益 +52,600円
Total評価損益 +1,600円
*******
ケース<4>全玉維持
1/12→2/16
ゴム(1枚)...293.8円 →285.0円(変動損益 -44,000円)
白金(1枚)...4627円 →4,392円(変動損益 -117,500円)
銀(1枚)...54.9円 →46.1円(変動損益-88,000円)
大豆(8枚)...42440円 →39,220円(変動損益+257,600円)
Total値洗損益 +8,100円
*******
15日の全手仕舞のケース<1>は帳尻損益+5、400円で、
とりあえず、負けない形で終了。<2>〜<4>も16日現在で、
評価損益ほぼニュートラルの状態である。
この他にも「しまったは仕舞え」の項
>引値ベースで証拠金ベースの429,000円の半分214,500円の
>値洗いが逆行した場合に手仕舞うという方法もある。
で述べたPF解消リスク(214,500円)を最大リスクとして
買い増しや売り増しをする(反転攻撃戦略)もあった訳だが、
とりあえず、今回は再ポジションをとるにしろ、兵力撤退に
比重をおいた上での建玉研究の材料として、<2>〜<4>ケース
からの変化対応をしばらく追ってみることにしよう。
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相場戦、司令官の判断 02月15日
1/12→2/8
ゴム(1枚)...293.8円 →264.5円(変動損益 -146,500円)
白金(1枚)...4627円 →4,227円(変動損益 -200,000円)
銀(1枚)...54.9円 →44.0円(変動損益-109,000円)
大豆(8枚)...42440円 →38,290円(変動損益+332,000円)
Total値洗い-123,500円
さて、前回の続きだが、結局8日のTotal値洗いは-123,500円に
止まり、1月12日に組んだPFは継続となった。
1/12→2/10
ゴム(1枚)...293.8円 →274.9円(変動損益 -94,500円)
白金(1枚)...4627円 →4,307円(変動損益 -160,000円)
銀(1枚)...54.9円 →45.2円(変動損益-97,000円)
大豆(8枚)...42440円 →38,350円(変動損益+327,200円)
Total値洗い-24,300円
2日後の10日にはイーブンにあと一歩というところまで戻る。
1/12→2/12
ゴム(1枚)...293.8円 →283.2円(変動損益 -53,000円)
白金(1枚)...4627円 →4,374円(変動損益 -126,500円)
銀(1枚)...54.9円 →45.8円(変動損益-91,000円)
大豆(8枚)...42440円 →38,750円(変動損益+295,200円)
Total値洗い+24、700円
そして、週末12日にはプラス値洗いに転じた。
さて、前々回で論じたように・・・当初の
>その相場観は外れている。しかし、外れた場合でもポートフォリオとして、
>追証を求められるようなやられを防ぐことが出来る。
>また、ロスカットの金額の設定にもよるが、外れても長いスタンスで
>ポートフォリオを維持することも可能である。
の中で、「負けない」ここで仕舞うのも一法である。
相場を戦争に喩えれば、上記のような判断をしながら、前々回の
2月2日現在・・・
Total値洗い利益+110,200円あったところで、兵を撤退しなかったことで
危ない場面が出たことから、今回は戦略のニュートラル化、新たな
PF組み直しを優先するという判断なら、15日の寄付で全手仕舞、
これが一局。<1>
あるいは、強気を買い・弱気を売るで選択した銘柄の現状により
全部の見直し(全決済)をせずにPFを縮小(兵力の漸次撤退)させると
いう判断もある。
その基準として、もともとこのPFを組んだ1/4→1/8の騰落率の
原点を現時点でみて、銘柄比を変えていくという方法である。
つまり、
1/4→2/12
ゴム(1枚)...280.0円 →283.2円(変動損益 +16,000円)
白金(1枚)...4399円 →4,374円(変動損益 -12,500円)
銀(1枚)...50.7円 →45.8円(変動損益-49,000円)
大豆(8枚)...43880円 →38,750円(変動損益+410,400円)
Total値洗い+364、900円
となることから、強いのはゴム、弱いのは大豆となり、
これを基軸とする撤退、且つ様子見法である。
再度、実際のPFより・・・
1/12→2/12
ゴム(1枚)...293.8円 →283.2円(変動損益 -53,000円)
白金(1枚)...4627円 →4,374円(変動損益 -126,500円)
銀(1枚)...54.9円 →45.8円(変動損益-91,000円)
大豆(8枚)...42440円 →38,750円(変動損益+295,200円)
Total値洗い+24、700円
<2>15日寄付(ザラバは9時)
銀1枚を手仕舞う。
見合いで、大豆を2枚手仕舞う。
<3>15日寄付(ザラバは9時)
銀1枚を手仕舞う。
白金1枚を手仕舞う
見合いで、大豆を5枚手仕舞う。
敵味方の相打ちにより兵力を撤退させ、現時点での年初来
PFを組むのと同じ考え方で、残玉を調整するのである。
<2>はゴム・白金各1枚買、大豆6枚売り
<3>はゴム1枚買、大豆3枚売り
の残玉となる。
これらに加え、現状維持するの<4>という選択がある。
<1><2><3><4>から、どれを選ぶか、それは
相場司令官たる投資家の判断となる。
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しまったは仕舞え 02月08日
片建てで強気方針を張っていて不測の事態(暴落)があれば、
何はともあれ「しまったは仕舞え」が正しい。
前日の海外暴落を受け、2月5日のオープンと前1節で
銀・白金・ゴム買い、大豆売りの証拠金バランスPFを
仕舞った場合は以下となる。
1月4日→2月5日
ゴム(1枚)...280.0円 →268円(-60000)
銀(1枚)......50.7円 →44.5円(-62000)
白金(1枚)....4399円 →4285円(-57000)
大豆(8枚)....43880円 →38520円(+428800)
+249、800円
1月12日→2月5日
ゴム(1枚)...293.8円 →268円(-129000)
白金(1枚)...4627円 →4285円(-171000)
銀(1枚).....54.9円 →44.5円(-104000)
大豆(8枚)...42440円 →38520円(+313600)
-90,400円
1月12日からのPFでは益が飛んでる結果論から見ると・・・
>ちなみに2月2日現在・・・
>ゴム(1枚)...279.4円(変動損益 -72,000円)
>白金(1枚)...4,498円(変動損益 -62,500円)
>銀(1枚)...49.2円(変動損益-57,000円)
>大豆(8枚)...38,850円(変動損益+287,200円)
>Total値洗い利益+95,700円
>当初描いた商品市場全体の方向感を間違っても、やられにくい
上昇で利益が出ると踏んで組んだPFの相場観が間違ったのに
利益(5%上昇で得られる想定より倍以上)が出ている2/2時点で、
手仕舞っておくのがよかったことになるが、このPFを1つの
「銘柄」としてみた場合、最初の>不測の事態(暴落)があれば、
何はともあれ「しまったは仕舞え」が正しい。を適用するやり方と
引値ベースで証拠金ベースの429,000円の半分214,500円の値洗いが
逆行した場合に手仕舞うという方法もある。
週末、海外が続落しているので、本日8日の値洗いで、
この214,500円以上のやられが生じた場合は、1月12日から組んだ
PFは閉じて、新たな配分でPF銘柄を考える。
だいたい当初資金は証拠金の4倍から5倍(200万〜250万)を
想定している為、5%は耐えても10%の逆行は一端切るべきである。
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相場強気度(弱気度)が外れても負けにくいPF 02月03日
前回、買い先行の寅年スタートの中、寅年1週間経った時点で・・・
>銀・白金・ゴム等を買って、大豆を売りの
>ポートフォリオをアレンジしていけばいいことを示す。
と記した。
全体買い相場で始まった寅年であるが、1月後半相場は一転して
下げ相場に見舞われた訳だが、こうしたポートフォリオ(PF)を組むことで、
買い先行という相場観が外れた場合でも、リスクを軽減し、負けにくい
相場を張ることが出来る。
商品のポートフォリオでは総代金ではなく、証拠金ベースで
バランスさせるが、オードドックスにニュートラル戦略をとった場合、
ゴム・銀・白金各1枚、合計3枚買の証拠金合計は・・・
75,000円+33,000円+105,000円=213,000円
これを売り銘柄の大豆に見合わせると・・・
213,000円÷27,000円=7.8・・・約8枚売り
これで、【売り買い証拠金バランスがニュートラル】となる。
例えば、日記を書いた1月12日から1月27日(ザラバは夜間迄)の
各銘柄変動幅と変動値洗い損益は夫々、以下の通りである。
ゴム(1枚)...293.8円 → 281.1円(-4.32%)変動損益63,500円
銀(1枚)......54.9円 → 48.0円(-12.56%)変動損益69,000円
白金(1枚)....4627円 → 4384円(-5.25%)変動損益121,500円
大豆(8枚)....42440円 → 39310円(-7.37%)変動損益250,400円
ゴム・銀・白金を各1枚買いに対して、一般大豆8枚売りでの
トータル損益バランスは、ゴム・銀・白金の損失▼254,000円、
大豆の利益△250,400円で、トータル▼3,600円であり、ほとんど
やられがない。
しかし、その数日前、白金が目先のピークをつけた1月20日で見ると、
白金(1枚)4,807円⇒△90,000円、銀55.2円(1枚)⇒△3,000円、
ゴム(1枚)300.8円⇒△35,000円、大豆(8枚)▼183,200円で、TOTALは
▼55,200円であり、各銘柄年初1週間の<伸び率>が維持されず、
全体が当初描いていた強い買いトレンドでなくなっていたことを示唆し、
商品全体が上昇する買い戦略がうまく機能していないことがわかる。
同じポジションを年初(1月4日)から1月8日で見ると、
ゴム(1枚)...280.0円 → 294.6円(+5.21%)変動損益△73,000円
銀(1枚)......50.7円 → 54.9円(+8.28%)変動損益△42,000円
白金(1枚)....4399円 → 4675円(+6.27%)変動損益△138,000円
大豆(8枚)....43880円 → 43040円(-1.91%)変動損益△42,000円
Total値洗い利益△295,000円
強いものを買い、弱いものを売る・・・自分の強気度、弱気度に
応じて、バランスを買いに傾けたり、売りに傾けたりするのは
各人の裁量で良い訳だが、証拠金バランスがニュートラルであっても
買い(強気)を3銘柄入れて、売り(弱気)を1銘柄にしたのは、
<商品市場全体>への強気方針によるものだった。
ここで、1月12日から各銘柄の値が5%上昇した場合を想定して
貰うと良い。
ゴム(1枚)...308.5円(+5.00%)変動損益73,500円
57.6円(+5.00%)変動損益27,000円
白金(1枚)...4,858円(+5.00%)変動損益115,500円
大豆(8枚)...44,560円(+5.00%)変動損益169,600円
トータルは+46,400円、証拠金429,000円に対して+10.8%の
パフォーマンスを得ることが出来るという方向感である。
そして、その場合でも買い3銘柄の上昇率は想定の5%より大きく、
売り銘柄は想定の5%より低いという相場観でとる、ポートフォリオ
基本戦略である。これを基本にアレンジすればよいという意味だ。
しかし、1月27日時点の計算で見たように実際には、その相場観は
外れている。しかし、外れた場合でもポートフォリオとして、追証を
求められるようなやられを防ぐことが出来る。
また、ロスカットの金額の設定にもよるが、外れても長いスタンスで
ポートフォリオを維持することも可能である。
ちなみに2月2日現在・・・
ゴム(1枚)...279.4円(変動損益 -72,000円)
白金(1枚)...4,498円(変動損益 -62,500円)
銀(1枚)...49.2円(変動損益-57,000円)
大豆(8枚)...38,850円(変動損益+287,200円)
Total値洗い利益+95,700円
【強気を買い、弱きを売る】というスタンスによる売買構成が、
当初描いた商品市場全体の方向感を間違っても、やられにくい
ということ(基本)が分かるだろう。
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