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「ラリー・コナーズ氏(「コナーズの短期売買入門」「魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門」)の経営する、TradingMarkets.comでテクニカル・アナリストを務め、現在証券会社に勤務。訳書に、「スイングトレード入門 短期トレードを成功に導く最高のテクニック」(パンローリング)、そして電子書籍「トレード成功のヒント - 米国株式市場の習性と特徴」(パンローリング)がある。」
しかしひどい下げ方だ。5月18日(金)に上場したばかりのフェイスブックは、現在28ドル83セントで取り引きされ、公募価格の38ドルから24%も下落している。ポール・ラ・モニカ氏(CNNマネー)は、さっそくこういう冷やかしのツイートをしている。 疑問符付きのツイートだが、これはラ・モニカ氏が提案する、フェイスブック株の下げを止める方法と解釈することができる。 1、株式併合(リバース・ストック・スプリット) 2、配当金を支払う 3、自社株の買い戻し UCLAに在学する株トレーダー、ジェリー・カコヤン氏は、投資家たちがFacebook株から得たのはFaceplant(顔面を地面などに叩きつけること)だと言う。Faceplantの例として、氏はこんな動画をブログに掲載している。 (http://youtu.be/1Lef9nWH5HA) 今日もテレビやブログでは、フェイスブックがいかに割高であるかが繰り返し語られている。 (情報源: How The Retail Investor Was Lost Forever Facebook is finally a buy at ...)
毎月の電気代、家賃、食費、住宅ローンなどを皆さんはどのように支払っているだろうか。Demos社の調べによると、米国の低所得世帯、中間所得世帯の40%が生活費の支払いにクレジットカードを利用している。言い換えると、クレジットカードは単に必需品であるだけでなく、これがなくては家計をやりくりすることができない。 下記が平均的なクレジットカードの借金額だ。 ・ 低所得中間所得世帯: 7145ドル(約56万9300円) ・ 全ての所得世帯の平均: 6576ドル(約52万3900円) クレジットカードが欠かせなくなってしまった理由の一つは、なかなか上がらない給料だ。CNNの報道によると、3%増が今年の平均的な給料上昇率になり、去年の+2.9%とほとんど変わりはない。アメリカの場合、多くの人たちの給料は2週間おきに支払われ、年間の中間所得は5万500ドル(約402万3800円)になる。この中間所得者の給料が3%上昇すると、毎月の税引き後の収入は82ドル(約6500円)ほど増える。(注:5万500ドルの年間中間所得はフルタイムで仕事をしている人たちの中間所得であり、パートタイムも含めると、アメリカ人の平均年間所得は4万3017ドル(約342万7590円)になる。) 平均的な年間所得がある人たちは、どんな暮らしをしているのだろうか。ロナルド・ヒル氏(ビラノバ大学教授)は、こう語っている。 平均的なアメリカ人の生活は大変です。彼らは、いつ故障するか分からない古い車に乗り、家賃や電気代などの支払いが遅れている人も多数います。 4万ドルほどの年収では、子どもたちの大学の授業料を払うことはできません。そして彼らは、ここ5年間休暇を取ったことはないでしょう。 こういう統計がある。去年9月からのものだが、2500人以上の職を持つ大人を対象に行われた調査によると、25%の人たちが給料ぎりぎりの生活をしている。もちろん、給料ぎりぎりの生活だから、家賃、食費、光熱費、子どもの養育費などを払うと貯蓄する金は一銭も残らない。更に、三分の一の人たちは、収入の範囲内でやりくりするのは不可能であり、家計は毎月赤字になっていると答えている。おそらく、この三分の一の人たちにとって、クレジットカードは重要な資金源になっていることだろう。 読者たちのコメントをいくつか見てみよう。 ・ アウトソーシング、人員削減などが当たり前になった今日のアメリカでは、給料ぎりぎりの生活になってしまうのは仕方がありません。(loveblue2 さん) ・ 見つかるのはパートタイムの仕事、それに臨時雇いの仕事ばかりです。これでは収入の範囲内でやりくりすることはできません。(jeansheboyganさん) ・ 給料ぎりぎりの生活をしています。コンピュータ関連の仕事をしていますが、給料は大幅に減らされてしまいました。原因は、仕事の多くがインドへ流出してしまったためです。(Lee Bbbさん) ・給料の40%は家賃、30%は医療保険でなくなってしまいます。これでは生活できません。(CommonSenseOR さん) ・ 金持ちの優雅な暮らしを見ると腹が立ちます。(Harry in Texas さん) (情報源:Americans still relying on credit cards to get by Employers to hike pay, but only for a select few Living paycheck to paycheck, or worse)
幹事を務めた投資銀行が悪い、アナリストの責任だ、ナスダックが悪い、と色々なことが言われているが、フェイスブック株を買った人たちは、拳銃を頭に突きつけられて脅迫されたから買ったわけではない。(ある個人投資家) 投資は個人責任、という言葉があったような気がするが、今回のフェイスブックのIPOは期待外れだっただけに、誰かに責任を取ってもらおうと憤慨している人たちが多い。「フェイスブック株、続落 主幹事のIPO直前業績修正も発覚」、などといったことも報道され、たしかにひどい話だと思うが、今日は少し違ったフェイスブックの話題を取り上げたい。 Divorce Online(離婚オンライン)というイギリスのサイトがある。 2009年12月に行われた調査によると、離婚申請書の20%に「Facebook」という言葉が含まれていた。そして2011年12月、この数値は33%に上昇している。 では、どのようにフェイスブックが利用されているのだろうか。最も多いのが次の三つだ。 ・夫または妻による異性フェイスブック・メンバーへの不適切なメッセージ。 ・別居した夫婦がお互いに関する悪口、言い争い。 ・他のフェイスブック・メンバーによる配偶者に関する書き込み。 もちろん、この話は英国に限ったことではなく、アメリカでも同じだ。 80%の米国の離婚専門弁護士は、交流サイト(SNS)が証拠になる離婚訴訟が増えている、と語っている。 言い換えると、浮気の相手探しにSNSを利用する人が増えているということになるが、「Facebook and Your Marriage」の著者ジェーソン・クラフスキー氏はこんなことを指摘している。 フェイスブックでは浮気は電光石火の速さで起きる。オフィス・ロマンスが実際の浮気に進展するにはかなりの時間がかかるが、フェイスブックなら、たった数回クリックするだけだ。 読者たちのコメントを見てみよう。 ・簡単なことだ。母親に見られては困ることをフェイスブックに書かないことだ。(StJames888さん) ・太るのはマクドナルドの責任ではない。要するに、食欲をおさえることができない人が悪いのだ。フェイスブックの場合も同じことだ。フェイスブックが浮気の原因になるのではない。フェイスブックは浮気の相手探しのツールとして使われているだけだ。(Anonymousさん) ・フェイスブックが結婚を破壊するのではない。フェイスブックには離婚の原因が暴露されているだけだ。(Derekさん) ・フェイスブックは結婚を破壊しない、と言う人たちがいるが、私はそうは思わない。夫婦生活は円満と思っていた妻が、フェイスブックのお陰で夫の不倫を知ることがあるのだから、フェイスブックは離婚の原因になる。(CCBさん) ・ガールフレンドとの交際をやめた。彼女のフェイスブックに載せられている写真が原因だ。(Yupさん) (情報源:Alarming increase in Facebook related divorces in 2011 Does Facebook Wreck Marriages? フェイスブック株、続落 主幹事のIPO直前業績修正も発覚)
5月21日(月)の米国株式市場のようすを、約5分ほどの動画にまとめました。 http://kabukeizainani.blogspot.com/2012/05/blog-post_21.html
下のチャートはchartoftheday.comからです。 米国の10年物国債の利回りです。最近のヨーロッパの混乱、顕著になった中国経済の後退などが材料となって、投資家たちは資金を国債へ避難させている様子が分かります。chartoftheday.comによると、現在の利回りは112年ぶりの低利回りということです。 (情報源: http://www.chartoftheday.com/201205181.htm?T)
いよいよ明日になりました。待ちに待たれたIPO、facebookの取り引きが始まります。さっそく質問です。 facebookが、初日の取り引きを45ドル以上で終了する可能性は、はたしてどれくらいあるでしょうか? intrade.comによると、その確率は今のところ39%です。 intrade.com 他にもintrade.comでは、オバマ大統領は再選されるでしょうか、などといったことに賭けることができます。 今日現在、オバマ氏が再選される確率は58.2%です。 (情報源: http://www.intrade.com/v4/markets/contract/?contractId=761230)
また直ぐ売られてしまうだろう、という見方が多かったのですが、天然ガスの動きが最近しっかりしてきました。下は天然ガスに投資をしている上場投信、United States Natural Gas (UNG)の日足チャートです。 ・ 5月8日(1)、長い陽線を形成してUNGは50日移動平均線を突破です。この上場投信が50日移動平均線の上に戻るのは、去年の7月以来初めてです。 ・ 上昇する13日平滑移動平均線(2)で分かるように、短期トレンドはアップトレンドに変わりました。 ・ 3はS&P500指数との比較です。矢印の方向が示すように、4月の終わり頃から、天然ガスの方がS&P500指数より優れた成績です。 なぜ天然ガスは下げ渋るようになったのでしょうか?Dr. Duruという名前でブログを書いている株のトレーダーは、理由の一つとして輸出を指摘しています。例えば、こんなニュースがあります。 米から初のLNG輸入へ 三菱商事・三井物産 (2012.4.18 05:00) 三菱商事と三井物産は17日、米国のメキシコ湾岸のLNG(液化天然ガス)基地から両社合計で約800万トン規模のLNGを輸入することで、米国のセンプラ・エナジーと基本合意したと発表した。(sankeibiz.jpから抜粋) 総合商社、石油・LNG輸入増-火力発電需要拡大 (2012年05月03日) 電力不足を補う火力発電の需要増により、総合商社の石油や液化天然ガス(LNG)輸入が大幅に増えている。(nikkan.co.jpから抜粋) 目先の注目は、18ドル付近に走る短期レジスタンスラインを突破できるかです。 (情報源: 総合商社、石油・LNG輸入増-火力発電需要拡大 米から初のLNG輸入へ 三菱商事・三井物産 Exports of Liquified Natural Gas Add to Evidence of Bottoming Natural Gas Prices)
私には30年ほどのマーケット経験があるが、facebookほど待望されているIPOを見たことはない。 -- 二ガム・アロラ氏(The Arora Report) いよいよfacebookのIPOが金曜に迫りました。最近のマーケットはパッとしませんが、「facebookがマーケットの起爆剤になるだろう」、と強気な期待論も聞かれます。 公募価格でfacebookを買うことができるのは機関投資家、そしてごく一部のラッキーな個人投資家だけなので、私たち一般の個人投資家は実際に取引が始まるのを待たなければなりません。予想されている公募価格は28ドルから35ドルですが、はたして初取引はいくらで行われるでしょうか。とても楽しみです。 The Motley Foolという個人投資家に人気のサイトがありますが、facebookのIPOを買うべきでない理由として、こんなものが挙げられています。 ・もし公募価格が35ドルに決まった場合で計算すると、facebookの株価収益率は99になり、この数値はS&P500指数に属するほぼ全ての銘柄の株価収益率を上回る。(facebook株は割高だ。) ・facebookの売上、収益は素晴らしいが、今回発表された結果は前回を下回っている。売上が伸び悩んだ原因は広告収入が減ったためだ。更に、こういう心配がある。facebookには既に8億を超えるユーザーがあり、はたしてあとどのくらいのユーザーを獲得できるかが疑問だ。(facebookは既に飽和点に達してしまった可能性がある。) 更にThe Motley Foolは、IPOで本当に儲かるのは一部の投資家だけに限られることを指摘し、私たち個人投資家は大衆のIPO熱が醒めるのを先ず待つべきだと結論しています。 (情報源:Why You Should Not Buy Facebook's IPO)
JPモルガン・チェースはスタンダードの高い銀行として知られている。しかし今回のようなことが起きると、はたして他の銀行は大丈夫なのだろうか、と誰もが心配になることだろう。-- ウォルター・トッド氏(Greenwood Capital) 報道されているように、JPモルガン・チェースは、デリバティブの取引失敗で20億ドル(約1600億円)の評価損が出たと発表した。当然のことながら、政治家たちにはウォール街に更なる規制を加える好機会の到来だ。 JPモルガンの巨額な損で分かることは、銀行が「ヘッジ」と呼んでいる取引は危険な賭けであり、大手銀行がそのような取引をするべきではない。今日の発表は、効果的な厳しい規制が必要であることの警報だ。-- カール・レビン上院議員(民主党) しかし、どうやって20億ドルもの損を出したのだろうか?CNNは、こう説明している。 事が起きたのはロンドンだ。過去数年間にわたり、JPモルガンのヘッジはロンドンのオフィスで行われている。今回JPモルガンの大損となった取引は、2008年の金融危機の原因となったクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)と呼ばれる保険に似た賭けだ。 ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、JPモルガンのCDSポジションは極めて膨大であり、時としてマーケットに異常な動きを引き起こした。この動きを観察していたヘッジファンドのトレーダーやマネージャーたちは、JPモルガンとは正反対な取引を次々と行った。 去年になるが、「ウォール街を占拠せよ」という運動があった。金融危機を引き起こしたにもかかわらず、大手金融機関は国民の税金で救われ、肝心な庶民は無視されてしまった。ウォール街の高給取りはどうでもいいから、メイン・ストリート(庶民)を助けてくれ、という不満の表れが「ウォール街を占拠せよ」運動だ。ウォール街=庶民の敵といったイメージがあるだけに、今日のJPモルガンのニュースを聞いて、多くの人がウォール街に対して再度失望したことだろう。 マーケット終了まで、あと20分ほど残っているが、下がJPモルガン・チェースの日足チャートだ。 大きな窓を開けてスタートを切り、株価の方は10%ほど下げている。出来高は膨大、通常の6倍だ。もし昨日この株を空売っていたら一晩で大儲けだったなあ、などと思っている人もいることだろうが、こういうヘッドラインを見つけた。 昨日木曜に起きたことだが、JPモルガンのニュースが発表される前に、大量にプット・オプションを買った人がいる。買った枚数は1万3800枚、JPモルガンの5月限、ストライク・プライスは41ドルのプット・オプションだ。株が下がると思う時にプットを買うわけだが、これはあまりにもタイミングが良すぎる。もう一つ言えば、このプット・オプションはウィークリー・オプションだから期限切れになるのは今日金曜だ。繰り返すが、極めて素晴らしいタイミングだ。いったいどうやったら、翌日切れてしまうオプションを、これだけ大量に買うことができるのだろうか?記事によれば、このオプションは、一晩で10倍になったそうだ。 (情報源:JPMorgan's big loss: Explain it to me JPMorgan Fiasco Renews Calls for Tougher Regulation UPDATE: Mysterious $JPM Put Trade Just Returned 10x Overnight)
高値更新のブレイクアウトで買う人は大勢いますが、面白くないのは、ブレイクアウトの後に直ぐ失速してしまうことです。例えば今年1月のグーグルです。 短期レジスタンスライン(1)を突破して、見てのとおりグーグルは高値更新に成功しますが、その後買いに後続がなく失速のパターンです。もちろん、たとえブレイクアウトで買ってしまったとしても、思惑が外れたところで直ぐに株を処分してしまえば大きな損を出すことはありません。 必ず起きるわけではありませんが、上のチャートで分かるように、グーグルはブレイクアウトした後、またそのブレイクアウトした地点(1)に戻ってきています。この戻しがプルバックと呼ばれ、ブレイクアウトで買えなかった人たちは、次の買いチャンスとなるプルバックを待ちます。 下はプルバックの買い一例です。 American Eagle Outfittersという小売銘柄の日足チャートです。5月2日(1)に大きくブレイクアウトして高値が更新されています。その後、株の方はプルバックとなり、1のブレイクアウトの日の安値付近が昨日今日とサポートになっていますから、ブレイクアウトの日に買えなかった人たちが買っている筈です。プルバックに伴った出来高(2)は細っていますから、この株が投げられている形跡はありません。 これは一般的な方法ですが、先ずブレイクアウトで予定資金の半分を使い、プルバックが来たところで残り資金を使って買います。人気株の場合は、ブレイクアウトの後、連日上昇となり中々プルバックが来ません。しびれを切らして飛び乗ったところが天井、という話はよくありますから気をつけてください。
月曜のマーケット終了まで、あと2時間ほど残っていますが、今日目立つのは、ラリー・ウィリアムズ氏が有名にした「ウップス!(しまった!)」の買いパターンです。その一例をグーグルで見てみましょう。 上はグーグルの3分足チャートです。 ・先ず、今日の始値(1)は前日の安値より低い位置でスタートです。言い換えると、窓を開けての下げで開始です。 ・買いは前日の安値を突破(2)したところで行います。 弱い寄付きで、多くの人が売りに傾いていましたが、グーグル株は直ぐに一転反発です。売り手は間違いに気が付き、「ウップス!(しまった!)」、と早速株の買い戻しです。
5分ほどの動画です。 http://kabukeizainani.blogspot.com/2012/05/blog-post_04.html
5分ほどの動画にまとめてみました。 http://kabukeizainani.blogspot.com/2012/05/blog-post_02.html
アメリカには、5月に株を売ってマーケットから離れることを勧める、Sell in May and go awayという有名な諺があります。リットホルツ氏のブログに、こんなグラフが掲載されています。 月別に見た1928年から2011年までの米国株式市場の成績です。(数値は年率に換算されていません。) ・最も不調なのは9月です。平均の下げ幅は1.11%です。 ・次に悪いのは2月のマイナス0.22%。 ・5月は3番目に悪い平均で0.16%の下げです。 もう少し正確に言うと、Sell in May and go awayというのは、5月から10月までの6カ月間は、相場から離れることを勧める諺です。 (情報源:Sell in May?)
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