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石田和靖


(有)ザ・スリービー 代表取締役。会計事務所に10年間勤務、主に法人税業務と財務コンサルティング業務を中心に携わる。UAE、パキスタン、ミャンマー、タイ、ベトナム、インドネシアなど中近東〜東南アジアエリアの外国人経営者の法人を多く担当。その後、(有)ザ・スリービーを設立。年に十数回、香港・タイ・UAEなど各国を訪問し、香港やドバイの証券会社にも太いパイプを持つ。

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石田和靖の「冒険投資家、世界を行く!」

カタール金融センター(QFC:Qatar Financial Center)

08月29日
カタール金融センター(QFC:Qatar Financial Center)今日の1枚は、これです!

液化天然ガス(LNG:Liquefied Natural Gas)埋蔵量で、ロシア、イランに次ぐ世界第3位の国カタール

カタールは大量の天然ガスの売却で多額の外貨を得ていますが、人口は70万人程度国土面積は秋田県ほどで小さな国です。なので、国民一人あたりのGDPに換算すると、カタールは世界でもトップクラスの豊かな国です。(ただ出稼ぎ労働者も多いです)




【世界の天然ガス埋蔵量ランキング】
第1位:ロシア (44.65TCM) (25.2%)
第2位:イラン (27.8TCM) (15.7%)
第3位:カタール (25.60TCM) (14.4%)
第4位:サウジアラビア (7.17TCM) (4.0%)
第5位:アラブ首長国連邦 (6.09TCM) (3.4%)
第6位:アメリカ (5.98TCM) (3.4%)
第7位:ナイジェリア (5.30TCM) (3.0%)
第8位:ベネズエラ (5.15TCM) (2.9%)
第9位:アルジェリア (4.52TCM) (2.5%)
第10位:イラク (3.17TCM) (1.0%)
(出展:BP Statistical Review of World Energy 2008


昨今の資源高がさらに追い風になり、その国民一人あたりのGDPは世界第1位のルクセンブルクを追い抜くのではないか?と言われています。

そんなカタールの首都ドーハにも国際金融フリーゾーンがあります。そう、この写真はカタール金融センター(QFC:Qatar Financial Center)。昨年3月に行ってきました(当時はまだ工事中でした)。ドバイの事例を見習って、カタール政府もドバイに追いつけ追い越せ状態で頑張っています。ドバイの人たちが口を揃えて言うように、本当にカタールは色々なものが5〜6年前のドバイに似ています。

ここカタール金融センター(QFC:Qatar Financial Center)は、液化天然ガスやカタールのインフラ関連のプロジェクトファイナンスに参入する世界中の銀行を誘致し、今後5年間で数十億ドルのプロジェクトファイナンスを立ち上げる計画です。

そういえばカタール航空が、既存のドーハ〜関空便に続き、ドーハ〜成田便を2010年に就航させることを発表しましたね。中東へのアクセスがますます便利になってきます。⇒カタール航空、成田空港に乗り入れへ(NIKKEI NET)



【問題】
カタール金融センター(QFC)に進出した金融機関は、どんな特典があるでしょうか?
[難易度:★★★★☆]

A)3年間は所得課税は無税、そして4年目からは定率の特別税率
B)床面積500平米まで、6年間は家賃が無料になる
C)カタール政府から10年間継続して定額の助成金がもらえる


⇒回答はこちら





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キングダムタワー(Kingdom Tower)

08月28日
キングダムタワー(外観)今日の1枚は、これです!

アラビアのバフェットの異名を持つアルワリード王子率いる、サウジアラビアの投資会社キングダムホールディングスが所有する奇抜な高層ビル、ここは首都リヤドのランドマークキングダムタワー(Kingdom Tower)

昨年10月にここを訪れましたが、キングダムタワーはものすごい厳重セキュリティで、車のボンネット、トランク、すべて開けて金属探知機であらゆるところをチェックされました。ここにはアルワリード銘柄のフォーシーズンズホテルが入っております。



キングダムタワーの最上階のブリッジは展望台になっており、ちょうど地上100階になります。エレベーターを2回乗り継いで上がります。現地サウジ人の家族連れなどが遊びに来ておりました。展望台の入場料は25リヤル(約750円)。ここからリヤドの街全体を見渡すことができます。



【問題】
世界最大の巨大銀行シティバンクの大株主でもある、サウジのアルワリード王子率いるキングダムホールディング(Kingdom Holding Company)が、昨年サウジアラビア証券取引所(Tadawul)にIPOしました。その額はアラブ圏で過去最大のIPO調達額となりましたが、その金額はいくらでしょう?
[難易度:★★★★☆]

A)約4280億円
B)約6700億円
C)約8400億円

⇒回答はこちら


アルワリード王子の投資手法
「アラビアのバフェット"世界第5位の富豪" アルワリード王子の投資手法」
著者:リズ・カーン、塩野未佳/パンローリング/四六判/622頁 DVD付き/
2007年8月発売予定/1,890円 (税込)

このボリュームでしかもDVDつきで1,890円とは相当コストパフォーマンスが高いですね。アラビアのバークシャーハザウェイと呼ばれる、サウジアラビアのキングダムホールディングスと、そのオーナーであるアルワリード王子の驚くべき投資家・起業家人生を体感する事ができます。

⇒本書のご購入はこちらからできます
これは絶対に買いですよ。パンローリングの長年の涙のプロジェクトですから。
もちろん、私も持っております。








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ドバイ国際金融センター(DIFC:Dubai International Financial Center)

08月27日
ドバイ国際金融センター(DIFC)今日の1枚は、これです!

SABICに続き、またまた凱旋門のような巨大な建物。。。ここはドバイ政府の目玉の経済特区で、ここに「ドバイの戦略ありき」と言っても過言ではありません。

ドバイにビジネス視察に訪れるのにこの場所を無視はできず、これからドバイが向かうべき方向性、そう「世界の金融ハブ」としての役割を担うために、ドバイはここを育てています。パンローリング×JTBのドバイツアーでも毎回訪問する恒例スポットとなっております。

ここは、ドバイ国際金融センター(DIFC:Dubai International Financial Center)。世界中の金融機関がここに集まり、中東・アフリカ地域のビジネスを展開している場所です。日本勢は、SMBCや三菱東京UFJなども、最近ここに進出を果たしました。

DIFCは、外資系金融機関に対し、色々なインセンティブを設けた金融フリーゾーンで、この場所に参入を認める金融業務は、以下の6分野となっています。

1)銀行業
2)証券業
3)資産運用業務(ファンド運営含む)
4)保険・再保険
5)イスラム金融
6)これらに付随するバックオフィス業務




【問題】
ここDIFCは入居後数年間は所得課税がありません。どんなに儲かっても税金ゼロです。
さて、入居から何年間無税になるでしょうか?
[難易度:★★☆☆☆]

A)5年間無税
B)10年間無税
C)50年間無税

⇒回答はこちら



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ヘットリスヘイディ地熱発電所(Hellisheiði Geothermal Plant)

08月26日
Hellisheiði Geothermal Plant今日の1枚は、これです!

刺さりそうなほど尖がったデザインの建物。その向こうにはモクモクと噴出す真っ白い大量の煙が・・・。小さく米粒のようにピースをして写っているのが実は私です(笑)

ここは氷と火の国アイスランドヘットリスヘイディ地熱発電所(Hellisheiði Geothermal Plant)。2008年6月に、アイスランドのレイキャビクへ行ったときに見学に行ってきました。

ヘットリスヘイディ地熱発電所は、アイスランドの国営電力会社であるレイキャビクエナジー社が運営する発電所のひとつで、ここには毎日のように世界の政府や企業のトップクラスが視察に来ると言います。

アイスランドは化石燃料(石油や石炭など)を使わず、水力と地熱で電力供給のほぼ100%近くを賄っているという、世界最先端の環境エネルギー国家なのです。2030年までに化石燃料の消費量を0%にするという国家目標を掲げて、いまその偉業に向けて国全体が進化しています。


【問題】
京都議定書による、アイスランドの温室効果ガス排出枠は何パーセントでしょうか?
(ヒント:ちなみに日本は現在の排出量からマイナス6%を義務付けられています)
[難易度:★★★☆☆]

A)±0%
B)+6%
C)+10%


⇒回答はこちら




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SABIC(Saudi Basic Industries Corporation)

08月25日
TS3E0129今日の1枚は、これです。

パリの凱旋門?ドバイ国際金融センター(DIFC)?サイコロのような作りの中に空洞を作った大きな門のカタチになっていて、確かにどちらにも似ている建物です。

これは、サウジアラビアのリヤド市内にある、SABIC(Saudi Basic Industries Corporation)本社ビルです。SABICは、サウジ最大級の石油化学会社で、TADAWL(サウジアラビア証券取引所)に上場されています。

TADAWL(タダ売る)とは、証券取引所の名称としては、これまた縁起でもない名前なのですが(笑)、先日外国人への投資枠を今後開放していくことが報道され、GCC域内では大変注目を集める証券取引所です。


【問題】
このSABICが全体の2割程度組み込まれたファンド「SAUDI Gateway Fund」の運用会社はどこでしょう?
[難易度:★★★★☆]

A)EFG Hermes(Egypt)
B)SHUAA Capital(Dubai)
C)Kuwait Finance House(Kuwait)


⇒回答はこちら







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アブダビ投資庁(Abu Dhabi Investment Authority)

08月22日
TS3E0129いままで、ちょっと(ていうかかなり?)サボっていたこちらのブログですが、新たなメンバーにとこすみさんが加わったので、それを機会に私も復活します(笑)


せっかくですから、何か面白いブログにしたいと思い、ちょっとコンセプトを考えたのですが、これから当分、自分で撮った写真を使って、色々とクイズや解説をしていきたいと思います。

さて今回は、世界最大の運用資産を持つ政府系ファンド(SWF)「「アブダビ投資庁(Abu Dhabi Investment Authority)」。通称、ADIA(アディア)。



パンローリング×JTBのドバイツアーでも何度か目の前まで行って色んな角度で記念写真を撮っていますが(笑)、いまだに建物の中に入ることができていません。


【問題】
アブダビ投資庁の運用資産額はいくらでしょう?

A)約100億バレル
B)東京ドーム10万個分
C)約100兆円


⇒回答はこちら








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本日より復活!

08月22日


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