電子書籍
『エルダー博士のダイバージェンストレード
』
2015年11月発売/電子書籍版 (書籍換算:A5判 94頁)
ISBN978-4-7759-7198-7 C2033
定価 1,800円+税
著 者 アレキサンダー・エルダー
監修者 長尾慎太郎
訳 者 井田京子
強気のダイバージェンス、弱気のダイバージェンス、ダイバージェンストレードによる仕掛け・損切り・目標値、ダイバージェンストレードでの誤解、練習問題など、1冊丸ごと、ダイバージェンス。
「ダイバージェンス」というシステム化できにくい強力な手法――「システム化できにくい」からこそ、ホームトレーダーに優位性がある――をあなたの得意な戦略の1つとしてモノにしてください。
2015年6月ごろの上海と2015年8月ごろの日経平均です。下はMACDです。
これはダイバージェンスでしょうか?
ダイバージェンスとは、目先の天井や底を見極めるものです。プロやシステムトレーダーが機械的にできないので、ホームトレーダーに優位性のある数少ない戦略です。
このパターンはダイバージェンスなのか、そうでないかの? ダイバージェンスならば、上海や日経の天井をとらえていたのか。本電子ブックでぜひ確認してください。
2015年6月ごろの上海とMACD |
2015年の日経平均とMACD |
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アレキサンダー・エルダー博士の著作
第1章 真実を探すためには、内面を見よ (立ち読みページ)
第2章 本書の使い方 (立ち読みページ)
第3章 無料アップデートと倫理規定
本書をコピーしないでほしい
第4章 ツールのおさらい
価格、移動平均線、支持線と抵抗線
MACD
時間
第5章 強気のダイバージェンス――基本的な定義
第6章 強気のダイバージェンスではないケース
第7章 弱気のダイバージェンス――基本的な定義
第8章 弱気のダイバージェンスではないケース
第9章 練習問題
問題A――強気のダイバージェンスになっているか
問題B――弱気のダイバージェンスになっているか
問題C――弱気のダイバージェンスになっているか
問題D――強気のダイバージェンスになっているか
練習問題の答え
問題A――AMPの解答
問題B――AMZNの解答
問題C――BBBYの解答
問題D――GOOGの解答
第10章 仕掛け、損切り、目標値
強気のダイバージェンス
弱気のダイバージェンス
第11章 ダイバージェンスに関するさらなる情報
次の足で仕掛けるのか、それとも現在の足で仕掛けるのか
トリプルダイバージェンスはどうトレードすべきか
「右肩が欠けている」ケースとは何か
自分のトレードスタイルにどのようにダイバージェンスを取り入れればよいのか
第12章 ほかの指標を使ったダイバージェンス
第13章 複数の時間枠におけるダイバージェンス
第14章 ダイバージェンスを探す
第15章 次のステップ――MACD半自動検索
第16章 まとめ
謝辞
参考資料
私たちは、トレンド内部の力を測るための指標を使っている。この指標は、時には上昇トレンドを確認して、ポジションを保有し続けるか、増し玉してもよいと教えてくれるかもしれない。あるいは、そのトレンドは怪しいから手仕舞って利食ったほうがよいとか、むしろ買いから売り(あるいは売りから買い)に転じたほうがよいと警告してくれるかもしれない。
ダイバージェンスは、指標のパターンと価格の動きがそろっていない状態を指す。マーケットの底近くでは強気のダイバージェンス、天井近くでは弱気のダイバージェンスが見つかる。多くのトレーダーはこの言葉を非常にあいまいに使っているが、これは重要な言葉なのでここで明確にしておきたい。本書の目的は、価格トレンドに自信を持って乗り、その先にある反転が来る前にそれを自信を持って見つけられるようにすることにある。
言うまでもなく、知恵は私だけのものではない。私も、先人から学び、今でも自分は困難に満ちたトレードという学びの道の上級コースで学ぶ生徒だと思っている。もし本書のなかに間違いを見つけたら、ぜひ私([email protected])にメールで知らせてほしい。
詳細な記録を付けることは、トレードで成功するための要となる。本書の練習問題を解く前に、一度手を止めてほしい。まず、ワードで「ダイバージェンスの練習問題」というファイルを作り、問題の番号と名称と、イエスまたはノーと答えた理由を書いてほしい。本書を読み終わったころには、役立つ学習ファイルができているはずである。このファイルは、ダイバージェンスの使い方を習得し、自信を持ってトレードする助けになってくれると思う。
ぜひ覚えておいてほしいこと――成功するトレーダーは、マインド(心理)、メソッド(売買手法)、マネー(リスク管理)という3つのMのうえに成っている。成功するためには、3つのどれも欠かせない。本書はこのなかの1つであるメソッドのみを扱っている。本書は、マーケット分析と売買戦略の指針にはなるが、トレード判断にはほかの2つのM(私のこれまでの著作で紹介している)も必ず組み入れてほしい。
■第2章 本書の使い方
本書では、最初に基本となる定義をおさらいしたあと、たくさんの例を見ていく。練習問題も解いてみてほしい。そのあと、さまざまな指標を使ったダイバージェンスについても述べる。また、長期投資からデイトレードまで、さまざまな時間枠におけるダイバージェンスについても探っていくことにする。
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