著 者:ジャレッド・テンドラー、バリー・カーター
訳 者:松山宗彦
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「学習・意思決定・集中・自己規律」を強化しポジティブな面を伸ばす
ゾーンとは、ポーカープレイヤーに最高レベルでのパフォーマンスを発揮させるような、メンタルの機能、覚醒、集中の高みである。それは一見神秘的なものに思えるかもしれないが、理にかなった説明、科学的研究に基づいて見てみれば、理解可能なものとして手に入れることができるのです。
ゾーンにいる時、あなたはあらゆる決断を正しく下すことが出来、いつブラフをすべきかを本能的に察知し、負けている手は臆することなくフォールド出来ます。あなたの考えは揺るぐことがなく、まるで無敵のように感じることが出来るのです。そんな心の状態はつかみ所が無く、多くのポーカープレイヤーは、ゾーンにふらふらとさまようようにしかたどり着けていません。ようやくゾーンにたどり着き、自分が無敵だという感覚を得て有頂天に達した次の瞬間には、ゾーンはどこかへ去ってしまうのです。そして、どうあがこうともゾーンは戻ってきません。しかし、本書がある以上、それも過去の話です。
本書では、著者であり高名なポーカーメンタルゲームコーチであるジャレッド・テンドラーがゾーンの世界へと切り込み、プレイヤーが着実にゾーンにたどり着くための、具体的なステップを教えてくれます。彼はゾーンの謎を解き明かし、これまでよく分かっていなかったこのコンセプトについて、理論と法則を初めて明らかにしています。本書は以下を達成するための、実績十分な戦略を伝授します。
ポーカーをより長い時間、より多くのオンラインテーブルでプレイできるようになる。
意思決定を改善する。
より素早く学習する。
Cゲームでやるようなミスを無くす。
集中と自己規律を増す。
前作「ザ メンタル ゲーム」では主に「メンタルゲームの中でもパフォーマンスに悪影響を及ぼす要素を克服する方法」という、マイナスの克服・悪いプレイを減らすなどのネガティブな面に主眼が置き、「ティルト・恐怖・モチベーション・自信」の4つのポイントが取り上げられ、とりわけティルトの重要性について解説しました。
本書では「メンタルゲームのパフォーマンス、特にポジティブな部分をさらに伸ばして、自分のベストプレイをよりベターなものに引き上げる」ための方法が述べられています。「ゾーン・学習・意思決定・集中・自己規律」がポイントとなっていす。特に重要なゾーンに一番の比重をおき、「ゾーンでプレイするためにはどうすればいいのか?」を解決します。
ポーカーで上達したいと真剣に望むプレイヤー全員にとって必読の書だと言えるでしょう。
「ザ メンタル ゲーム」への称賛の数々 謝辞 第1章 イントロダクション 第2章 ゾーン 第3章 学習 第4章 意思決定 |
第5章 集中 集中力を高める 注意力の散漫性 退屈 バリーの視点 オンラインプレイヤーの傲慢 バーンアウト(燃え尽き) クライアントの体験談 ロイ・“GodlikeRoyn”・バーシン 第6章 ゴール 第7章 自己規律 第8章 グラインディング 結論 さらなる学習への推奨文献 付録(特)「ザ・メンタルゲーム」のキーコンセプト 付録(監)プロフィール 著者について |
バリー・カーター (Barry Carter)
イギリスのポーカープレイヤーにしてジャーナリストです。彼はPokerStrategy.comのニュースエディターです。彼が明らかにしておきたいことは、本書での彼の役割が、ポーカープレイヤーたちの声をジャレッドの仕事に反映させることであり、彼が理論を作り出したのではないということです。彼はイングランドのシェフィールド在住で、妻のジーナと愛犬チャーリーとともに暮らしています。彼についてもっと知りたい方は、www.pokermediapro.comをご覧ください。ツイッターのフォローは@Barry_Carterから。