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『ストックマーケットテクニック 基礎編』
定価 本体 2,200円+税/A5判 ソフトカバー 224頁
ISBN4-7759-7029-1 C2033/2004年1月29日発売
著者●リチャード・D・ワイコフ
訳者●鈴木敏昭
本書は『スイング売買の心得 トレードの本質をえぐる魔術師のバイブル』として文庫化されました。
目次 | 訳者あとがき(このテキストは再校時のものです)
著者
リチャード・D・ワイコフ
原書
『STOCK MARKET TECHNIQUE Number One』
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"マーケットの魔術師"
リンダ・ラシュキ氏 (『魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門』著者) も推薦する、
初めて株投資をする人へ相場の賢人からの贈り物
投資に必要なすべての箴言が詰まっている古典!
■ウォールストリート動物園
あなたはフクロウ、ウサギ、それともロバ……
われわれのおなじみの友人ブルとベアに混じって、ほかにもたくさんの動物をウォール街で見かける。賢そうだが寡黙なフクロウ――これはめったにいない。いつもピョンピョンと相場に出入りするノミ。ひっきりなしにだれかを刺しているヤマアラシ。証券会社の取締役は馬車馬。オーム――秘密情報を繰り返ししゃべる。ものごとの真相を見極めるモグラ。恐怖に立ちすくみ、燃えさかる納屋から頑として出ない馬。かわいそうな魚たちをエサにするサメ。すぐにおびえるウサギ。いつまでも放さないブルドッグ。簡単に言うことを聞きすぎる山羊。あまりにしょっちゅう毛を刈られる羊。自分の利益に絶対に満足しない豚。弱いものをえじきにする狼。追証の電話
がきそうなときに頭を隠すダチョウ。 それに、例のロバとかわいそうな魚もいる。私たちのなかに、このどれにも当てはまらない人がいるだろうか。
- こういう質問を受けることがある。「テープに現れた動きによって相場を判断するとしたら、これまで何年もの間、収集したり定期購読したりしてきた統計一覧や資料集やアドバイス情報やデータはどうしたらいいのでしょう」。私の助言はこうだ。「それらを全部テーブルの上に山積みにしたら、そのテーブルを窓のところまで押していく。そして、下にだれもいないのを確かめてから、テーブルの片端を持ち上げて傾けなさい」
- 「人をいつまでも無知の状態に縛りつけておく行動原理がある。それは、検討する前からバカにしてかかるという原理である」――ペイリー博士
- 迷うときは何もしないのがよい。半信半疑の状態で相場を仕掛けてはいけない。十分な確信が得られるまで待ちなさい。
- リバモアによれば、「たいていの人は具体的にどの銘柄を売買したらいいのか教えてほしいという。何もしないで物を手に入れようとするのだ。自分で勉強しようとしないし、自分で考えることさえ嫌がる」。
- 秘密情報とは、また聞きした者によって伝えられた誤報にすぎない。
- 人間として犯しがちなひどい愚行は、真実よりも自分の信じたいことを信じ、正しいことよりも楽しいことを聞きたがるということだ。
- 合理的にリスクを限定しないでトレードするのは、ベルトもサスペンダーもなしにズボンをはくのと同じだ。
■著者/リチャード・D・ワイコフ(Richard D. Wyckoff)
19世紀末から20世紀初めのアメリカで活躍した株式トレーダー、投資コンサルタント、ジャーナリスト。株式トレードで輝かしい成功を収め、その経験をもとにアバイスと啓蒙活動に貢献した。特にマガジン・オブ・ウォールストリート誌の創刊者・編集者として有名。ダウ、リバモアなど当時の一流理論家、高名相場師の理論と実践にも通じており、独自の投資システムを確立した。テクニカル分析の先駆者のひとりであり、その著書は株式トレーダーのバイブルとも評されている。後代に影響を与えたトレーダーとして5本の指に入ると言われている。
■訳者/鈴木敏昭(すずき・としあき)
愛知県生まれ。1972年東京大学文学部言語学科卒業。訳書に『心理言語学』(研究社)
■関連書籍
魔術師たちのトレーディングモデル 増刷!! |
ワイコフの相場大学 |
板情報トレード 旧『ワイコフの相場成功指南』 (リンダ推薦) |
[オーディオブック] ワイコフの 相場成功指南
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■関連情報
●「宝島 2006年08月号」78頁に掲載されました。
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