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インフルエンサー 行動変化を生み出す影響力

インフルエンサー
行動変化を生み出す影響力

2018年6月発売/四六判 352頁
ISBN978-4-7759-4184-3 C0036
定 価 本体1,800円+税

著 者 ジョセフ・グレニー、ケリー・パターソン、デビッド・マクスフィールド、ロン・マクミラン、アル・スウィッツラー
訳 者 吉川 南

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目次 | 読者の声

インフルエンサーこそが真のリーダー

 本書では、ムハマド・ユヌス氏のグラミン銀行起業をはじめ、エイズやギニア虫症の爆発的感染の鎮静化など数多くのエピソードが紹介される。
 たとえば、心理学者のスタンレー・ミルグラムの“拷問”実験の話では、残虐性とは関係なく「他人への攻撃をやめられない」人間の性質が描かれる。
 企業はじめあらゆる組織のリーダー必読の書といえるだろう。2008年の米国初版は『インフルエンサー』という言葉を広め、定着させた名著。


本書への賛辞

「これはまさに現代の古典だ! 人や職場を変えたいときも、あなた自身を変えたいときも、この本が頼りになる」、スティーブン・R・コヴィー(『7つの習慣』著者)

「人の心と行動に変化を与える影響力を身につけてこそ、アイデアで世界を変えることができる。世界を変える必要があるなら、本書をひもとこう。人を変え、勇気づけるための実践的方法を教えてくれるはずだ」、ムハマド・ユヌス(ノーベル平和賞受賞者)

「人間の行動を変えることは、経営者にとっていちばんの難問だ。本書は人に持続的な変化をもたらすための強力なヒントに満ちている」、シドニー・トーレル(イーライリリー・アンド・カンパニーCEO)


目次

第I部 変化を促す新たな方法

第1章 リーダーシップとは影響力
共通項/影響力の不足/インフルエンサーを探して

第2章 影響力の三つのカギ
キー1.目標を定めて成果を測定する/キー2.きわめて重要な行動を見つける/キー3.六つの影響要素をすべて活用する

第3章 きわめて重要な行動を探す
国王誕生日のプレゼント/ミミが指摘した方法/フォーカスを合わせ続ける/きわめて重要な行動を見つける/成果を確かめる/まとめ  

第II部 六つの影響要素を活用する

六つの影響要素をマスターする/六つすべての影響要素を活用する

第4章 嫌いなことを好きにさせる―個人的意欲
火曜日の午後、ディランシー・ストリートで/苦痛を喜びに変える/方法一.自分で選択させる/方法二.自ら体験させる/方法三.有意義なストーリーを語る/方法四.ゲームにする/まとめ:個人的意欲

第5章 不可能を可能にする―個人的能力
誰にでも希望はある/意志の強さはスキルだ/能力は訓練のたまもの/複雑な技術を完成させる/感情コントロールの技術を身に付ける/脳のスイッチを入れる/まとめ:個人的能力

第6章 励ましを与える―社会的意欲
巨大な力/一人の力/まとめ:社会的意欲

第7章 援助を与える―社会的能力
ノーベル賞受賞者の教訓/ソーシャル・キャピタルの力を使う/支援によってソーシャル・キャピタルを築く/まとめ:社会的能力

第8章 賞罰を与える―組織的意欲
「報奨」を使うのは三番目にする/インセンティブを賢く使う/罰はあってもなくてもメッセージとして作用する。だから賢く使おう/まとめ:組織的意欲

第9章 環境を変える―組織的能力
魚はなかなか水に気づかない/「物」の影響を意識する/見えないものを見えるようにする/データの流れに気を配る/空間(スペース):最後のフロンティア/簡単にする/やるしかない状況に追い込む/まとめ:組織的能力

第10章 インフルエンサーになる
あなたにできること/小出しと本気の努力は違う/処方する前に診断する/影響要素を付け加える/コミュニティーに加わる



原書

Influencer

著者グループ紹介

本書の著者グループは、共同でバイタルスマート社を設立して企業研修と組織改革を企画している。また、多くの受賞歴を持ち、これまでに4冊のニューヨークタイムズ・ベストセラーを執筆している。主な著書:『Crucial Conversations: Tools for Talking when Stakes are High』(2002、旧訳は『ダイアローグ・スマート―肝心なときに本音で話し合える対話の技術』、幻冬舎ルネッサンス)。『Crucial Accountability: Tools for Resolving Violated Expectations, Broken Commitments, and Bad Behavior』(2005、旧訳は『言いたいことがなぜ言えないのか―意見の対立から成功を導く対話術』、トランスワールドジャパン)。『Influencer: The New Science of Leading Change』(第1版、2008。『インフルエンサーたちの伝えて動かす技術』、PHP)。『Change Anything: The New Science of Personal Success』(2011)。

著者紹介

ジョセフ・グレニー(Joseph Grenny)
基調講演スピーカーとして名声を博し、コンサルタントとして30年にわたり 企業の大規模な組織改革に携わってきた。また、NPO法人ユナイタスの共同 設立者として、世界の貧しい人々の経済的自立を支援している。

ケリー・パターソン(Kerry Patterson)
スタンフォード大学博士課程を修了。研修プログラムの開発と長期的な組織 改革を率いて、数多くの受賞歴を持つ。2004年には組織行動論においてめざ ましい貢献をし、ブリガムヤング大学マリオット・スクール・オブ・マネジメ ントのダイアー賞を受賞。

デビッド・マクスフィールド(David Maxfield)
優秀な研究者、コンサルタント、スピーカーとして定評がある。医療ミスの 防止、安全管理、プロジェクト実施に関わる人間行動の役割についての研究 をリードしてきた。スタンフォード大学博士課程で心理学を修める。

ロン・マクミラン(Ron McMillan)
人気の高いスピーカー、コンサルタント。コヴィー・リーダーシップ・センタ ーの共同創業者として研究・開発部門副社長を歴任。新任マネジャーから「フ ォーチュン500」企業の経営者まで、幅広い層のリーダーシップ研修に携わっ てきた。

アル・スウィッツラー(Al Switzler)
スピーカーとして名高いコンサルタントで、世界的な「フォーチュン500」企業数十社 の社員教育とマネジメント戦略に助言を与えてきた。ミシガン大学エグゼクティブ・ デベロップメント・センターで教鞭もとる。

原著『Influencer: The New Science of Leading Change, Second Edition』

■訳者紹介

吉川 南(よしかわ・みなみ)
早稲田大学政治経済学部卒。書籍やテレビ番組の字幕など幅広いジャンルの翻訳 を手がける。訳書に『「先延ばし」にしない技術』(サンマーク出版)、『TEAM OF TEAMS』(日経BP社)、『熱狂の王 ドナルド・トランプ』(クロスメディア・パブリ ッシング)など。

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読者の声

カナダ人上司より勧められたので、日本語訳書を購入しました。
リーダーシップの極意は、洋の東西を問わないことを再確認できました。部下にも一読を勧めます。

(千葉県 O.K様 会社役員)


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