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超・株式投資
賢者のためのオプション取引

著者 KAPPA
A5判 288頁
定価 2,000円+税
2014年5月発売予定
ISBN 978-4-7759-9129-9



目次正誤表

もし、あなたが株式投資の天才でないのなら、普通の株式投資は捨てましょう。
その代わり、高機能な戦略を可能にする「オプション取引」で利益を出しましょう。

◆あなたは天才か、秀才か、凡人か

 世の中には、努力をしなくても、本能のままに動くことで、高パフォーマンスを実現してしまう人がいます。いわゆる天才と呼ばれる人です。
 世の中には、努力の結果、優秀な成績を収めることのできる人がいます。いわゆる秀才と呼ばれる人です。
 世の中には、努力しても、人並みの結果しか出せない人がいます。いわゆる凡人(=普通の人)と呼ばれる人たちです。

 株式投資の世界にも、天才・秀才・凡人はいます。天才は気の向くまま、思うまま行動して大金を手にし、秀才は勉強を重ね、トレード技術を磨き、結果を残し、凡人は勝ったり負けたりの繰り返し。俗に言う、勝ち組が上位5%の天才・秀才の集合体だとしたら、残りの95%である凡人たちはずっとカモのまま、勝ち目はないのでしょうか?


◆凡人は「株式投資は難しいこと」を理解することから始める

 景気が上向き、相場が活況になってくると、投資(以降、株式投資)で儲けた人の話もたくさん出てきます。そして、景気の良い話が出てくると、「株式投資って簡単なのではないか。自分にも儲けられるのではないか」と考える人が出てきます。

 お金を稼ぐというのは、それが何であっても難しいものです。事実、本業で稼ぐことが大変なことは誰でも知っています。それなのに、なぜか、株式投資ということになると簡単に儲かると感じてしまう傾向が見られるのです。

 株式投資は難しいです。テクニカル分析やファンダメンタルを駆使しても、時間軸を長くする長期投資をやってみても、一時的に儲かることはあっても、継続して、安定的に儲けるのは至難の業と言わざるを得ません。このことを理解しなければ、凡人の域から抜け出すことはできません。


◆凡人(普通の人)にこそやってほしいのがオプション取引

 秀才と呼ばれる人がいるように、儲けている人の話を研究し、自分に合うように調整することができれば、いずれは儲けることができることでしょう。しかし、その道のりが平坦ではないことは言うまでもありません。秀才でもたどり着くのが難しい株式投資なのに、普通の人に利益を出すことはできるのでしょうか。

 実は、ひとつ、方法があります。それは、普通の株式投資は捨てて、オプション取引をすることです。オプション取引とは、「時間価値は必ず減衰する」という永遠の真理を味方にする方法です。なぜ、普通の人にもオススメできるかというと、普通の株式投資ではできない、オプション取引独自の有効なやり方が可能になるからです。例えば、次のような戦略があります。

 ◎リスクを軽減しながら毎月キャッシュが入る現金確保プット売りやカバード・コール
 ◎資産効率が劇的に高くなるLEAPS コール買い

 ほかにも有効な戦略はあります(本書にて紹介)。
 最初は、戦略を覚えないといけないので難しく感じるかもしれませんが、それも慣れてしまえば問題にはなりません。株式投資で利益を出したいのなら、普通にやっていては難しい株式投資に固執することはやめて、株式投資を超える戦略が可能なオプション取引を始めてみませんか?


本書の主な内容


著者プロフィール

KAPPA
東京大学医学部卒。医師兼個人投資家。ファイナンスの専門家やファンドマネージャーの常識を個人投資家にわかりやすく説明することに定評がある。投資関係の著書には「東大卒医師が教える『株』投資術」(秀和システム)、「週末投資家のためのカバード・コール」(パンローリング)がある。現在、金融機関に勤務(産業医)。横浜市在住。ブログ:http://blog.livedoor.jp/kappa_ccw/


目次

はじめに

【第1部】

第1章 投資の「常識」の検証

  1. 個人投資家と投資会社のごまかし 株式投資で儲けた人の話は本当か?/投資信託の宣伝のトリック

  2. テクニカル分析で儲けることができるか? テクニカル分析にはエビデンスがない/テクニカル教信者は、なぜいなくなら ないのか? /モメンタム//

  3. 長期投資でリスクは減るか? 一般的な説明/期待効用理論による反論/オプション理論による反論/さまざ まな「リスク」/長期運用後のリターンの確率分布/ドル・コスト平均法

第2章 市場の効率性とアノマリー

  1. 市場はどのくらい効率的か? 市場の効率性について/ウィーク型の効率的市場仮説と証券価格の時系列特性 /セミストロング型の効率的市場仮説/リターンの説明モデルについて

  2. アノマリーについて 小型株・バリュー・モメンタムのエビデンス/ボラティリティ・パズル/バ リュー株効果とリスク/バリュー株効果の行動ファイナンスからの説明/小型株効果 は亀の卵/アノマリーの有効性の低下/

第3章 様々な株式投資法

  1. ファンダメンタル分析
    株式価値評価/ファンド(ポートフォリオ)のパフォーマンスの比較はどう行う か?/株式投資のプロの通信簿

  2. 機械的投資法
    Guru(巨匠)たちの機械的投資法/シンプルな1または2ファクターによる機械的 投資法/まとめ

  3. インデックス投資
    インデックスとは/インデックスとETF/米国市場のインデックスとETF/スタ イル別ETF/大型株ETF と小型株ETF/総合バリューETF/配当バリューETF/収益バ リューETF/ファンダメンタル・インデックス/モメンタム/低ボラティリティ/等 金額加重ポートフォリオ/ETFのまとめ/モデル・ポートフォリオ
コラム:業界と利益相反 【第2部】

第1章 オプション取引の基礎

  1. 株式・投資信託・ETFを買ってはいけない
  2. オプションとは
  3. オプション取引
  4. 権利行使価格と原資産価格(株価)の関係
  5. オプションの価格
  6. オプション取引の4つの売買パターン コール買い/コール売り/プット買い/プット売り

第2章 オプション取引の実践

  1. オプション取引の準備
  2. オプション取引で覚えておくべき用語
  3. 実践的なオプション取引の戦略
  4. プット売り(☆☆☆) 満期日に株価が権利行使価格以上の時/株価が権利行使価格を割った時
  5. LEAPSプット売り(☆☆)
  6. LEAPSコール買い(☆☆☆) トレードするためのLEAPS コールの買い/株式の保有を目的としたLEAPS コール買い
  7. カバード・コール(Covered Call Writing)(☆☆☆)
  8. LEAPS コール・ダイアゴナル・スプレッド(☆☆)
  9. LEAPS 9 コール・ブル・スプレッド(☆☆)
  10. LEAPSプット・ベア・スプレッド(☆) 保有銘柄に対する保険として使う場合/株価下落に賭ける場合
  11. LEAPS ベア・クレジット・スプレッドとLEAPS ブル・クレジット・スプレッド (星なし)
  12. プロテクティブ・プットとその派生(☆) プロテクティブ・プット/マリッド・プット
コラム 機会費用について

第3章 プット売り、カバードコールなどのエビデンス

  1. エビデンスはあるか?
  2. オプションで利益を得ることができるか? 〜歴史的考察(Doran)〜
  3. Russell 2000 バイ・ライトの15年 〜 Kapadia 〜
  4. カバード・コールによるアルファの発見〜 Hill 〜
  5. カバード・コールとネイキッド・プット売りの条件付き権利行使価格 〜Stoz 〜
  6. オプション・インデックスからのエビデンス
  7. まとめ

おわりに



正誤表

本書の表記に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

◆46ページ 6行目&8行目
(誤)マルチファクターモデル
(正)マルチファクター・モデル

◆49ページ 小見出し
(誤)小型株バリュー・モメンタムのエビデンス
(正)小型株・バリュー・モメンタムのエビデンス

◆240ページの1行目
(誤)株価が43ドルの時、45LEAPSプットを3ドルで買い、40LEAPSプットを1ドルで売る
(正)株価が43ドルの時、45LEAPSプットを3ドルで売り、40LEAPSプットを1ドルで買う

◆253ページの表のタイトル
(誤)合成株式ポートフォリオ(コール買い+コール売り)の〜〜
(正)合成株式ポートフォリオ(コール買い+プット売り)の〜〜

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